東京電力福島第一原発1号機の原子炉格納容器内にたまった「堆積(たいせき)物」から多くの中性子を観測したと、東電が26日、発表した。中性子は「燃料デブリ(溶け落ちた核燃料)由来と考えられる」と説明し、堆積物に燃料デブリが含まれているとの見方を示した。今後、詳しく調べる。また、内部で鉄筋が並ぶ様子も確認したといい、高温の燃料デブリの影響で覆っていたコンクリートが溶けた可能性があるとみている。
東電などは17~21日、遠隔操作ロボットを使い、原子炉圧力容器を支える台座(ペデスタル)の周辺を調べた。ペデスタル付近の4カ所で中性子を測定したところ、いずれも高い値が出たという。
ペデスタルで確認された鉄筋…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル